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関西電力の経営陣というジーサンおじさんが釈明している記者会見をみて、いよいよ日本も終わりかなーと感じた人はたくさんいるよね。
「返したくても激高されるのが怖くて」
しかも、マスコミが用意した解説者からは「法律にはひっからない」というのも聞こえてきて驚きだ。
日本は確かに法治国家だけど、法律がない理由の中には「そんなことをやるやつは、まともに考えたらいるはずがない」というケースもたくさんありますよ。
組織のなかで、就いた立場に向けて裏金がリベートとして贈られ、その贈られた意味も理解しながら受け取るだけで、十二分にカスだと思うけれども。
くだらない言い逃れを聞かされて最も困るのは、日本の若い親たちだ。
これからの未来を背負う子供たちに、あんなものを見せられて、偉くなればあれでいいんだと思われたら、親は子供に何を教育すればいいんだ。

余談ですが、商品券って“何百万円”分もまとめ買いすると、現金より紙が厚いからカサバルし、売り場では目の前の機械で枚数の確認をされるから目立ってしょうがない。持って帰るにも、どっかの都知事みたいにカバンに入りませんよ。運ぶっても重いだろうし。どこかのギフト業者さんか百貨店の外商あたりが、目的や用途をわかった上で協力してきたんでしょうね。それも地元企業の中で順番だったりするんですよね。昭和はそれで回ってた時代だから。

2019年のいま、日本のすみずみで責任を負う経営陣世代はみな戦後生まれ。私が社会に出た1990年ごろには、大手企業なら係長職、中小企業なら課長職あたりだった人たちかな。彼らの親御さんは戦火をくぐり抜け生き残った世代で、ドキュメンタリーなんかを見ると「子供に悲惨な体験を話すまい」と誓う人も多くて、おかげで「戦争を知らない世代」の先頭になっている。でも私たちとも、あるいは今の30代とも、20代とも、価値観が全く違う。

彼らジーサンおじさん連中は恵まれている。社会に出たらバブル経済がやってきて、今のスタートアップ企業のように会社を大きく伸ばす苦労もしていない。最初から“できあがった”企業に就職しているから視野が狭い。経済成長と終身雇用に育まれ、保険も貯蓄も満期になれば「増えるもの」でお金の苦労をしていない。勤めた年月の分だけ昇給するのは当たり前だったから、35年先の日本経済を不安に思いながら住宅ローンを組んだ人は、ほぼいないだろう。
リーマンショックでは若い人を雇わないことで乗り切った。今の3~40代には新卒で就職できなかった人も多く、“先輩のありかた”を知らずに後輩世代を迎えて苦労している。
女性の就職は事務職とお茶汲みが中心で、スマホもネットもPCもない時代だから誰も勉強なんかしていない。「女性活躍社会」で管理職を増やしても、どちらの企業さんも大した結果が出てないのは、女性を管理職にさせた側のジーサンおじさんが何も考えてこなかったせいでもある。

世代で一緒くたにしてしまうのは乱暴だと思うけれども、どうも目に映るカタマリが象徴的に思えることがもう一つあって、それは最近の韓国とのもめかた。
戦後の話し合いが未だに終えられていない先進国って日本だけじゃないのか。ついに我々の世代に送られてくるのは、いよいよ大変だぞ。どの政治家ならいい知恵を持ってるんだろうか。そう考えながら報道を眺めていたけれど、私の周りにいるこのジーサンおじさん世代は「スジをとおす」とか「先にやったのはあっちだ」みたいなことばかりが大事で、韓国をこきおろし、バカだアホだと罵り、韓国への報復措置については小鼻を膨らませて「当然だ」といっていた。

では、そのあと日本はどうするんでしょう?と聞いたら「知らねぇよ!そんなこと。どうせ俺はそのころ死んでるよ。」

私と出会う人に特別アホな人が多いのかもしれませんけれど。こんな人を尊敬できるはずもなく。
かの国も、トップに立つのは日本とさほど変わらず微妙な人たちが多そうだけれど、しかし、どんなに揉めても永遠の隣国であることには変わらないのに。。

 

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