少し遅めの夏休みをいただいて、北海道へ帰省し、ついでに足を伸ばして旅行してきました。
結婚したときにお義兄さんから頂戴した旅行券を活用して「世界遺産」を見にいこうと!
旅程は女満別空港へ飛び、レンタカーで網走~知床周遊、ドライブしながら釧路経由で札幌にもどる2泊3日。私たちの目的は「野生のヒグマを一目見ること」「釣り」「羅臼の美味いものを食べる」と至ってシンプル。そして何よりも雄大な自然に、都会で疲れた心と体をぶつけて癒してもらおう!と。
しかし行ってみれば、なんてことはない「観光地」でありました。ちょっと残念だったな。。
泊まったウトロは観光拠点のせいか、歩いてすぐのところにいくつかコンビニがあって、ホテルも、商店も、ネイチャーガイドも、観光船の受付も、みんな観光客対応に慣れきっていて・・・。それでいて商売に独自性をつけようとか、観光客の要望に応えてサービスを改善していこうとか、そういったポジティブに競いあうようなビジネス感は想像にもなく、こちらは浮世の垢を落とすつもりが、ガッサリこすりつけられて我に返ってきた、というような旅行でした。
世界遺産登録されたあとの観光地化って、もしかすると震災復興における町づくり計画と視点は似ていて、自治体がしっかりしないとこうして自然遺産は消費されるだけで終わってしまうのではないかと将来が不安になった旅でした。
次に知床にいく事があるとすれば、観光はせずに解禁時のサケ釣りのにしよう!と夫と誓った「新婚旅行」でありました。