先日、友人がぶっ倒れてしまった。
私の全く知らないところで(当たり前なんだけど)金曜夜会合に出席後、ひとり帰宅時に地下鉄のトイレで具合が悪くなり、駅員さんへSOS。救急搬送され、ICUへ。原因は脳の出血。。
倒れた翌々日に本人からlineが入った。何の気なしにパッと見たら「倒れて救急車で運ばれ、今ICUにいるの」。文面の深刻さと、ツールの気軽さがあまりにチグハグで、ひとまず途方に暮れ、間違いやイタズラではないとわかっても、何から手を付ければいいかわからなかった。
不幸中の幸いで友人は出血量も少なく、ダメージもほとんどなかった。退院も早くリハビリも頑張っている。本当によかった。
でも聞けばここ10年以上健康診断に行ってないという。50代半ばにもなって10年放置って。。。心臓に毛が生えてるレベルの勇気。
今年の前半、なんだかんだと体調が悪いと雑談していたとき、病院に行きなよ、検査しなよ、と何度言ったことか。
でも本人は「眼科に行ったついでに血液検査をしてもらったからいいんだ」とのたまい、絶句。同じようなことを別の仕事仲間も言っていた。
「健康診断に行きなさいよ。特に40代からは大事だからね。フリーランスで国保だって自治体のサービスがあるからね」と世話焼きおばさんよろしくガミガミ話していたら「大丈夫ですよ、ちゃんと血液検査はしてるんですよ」と言い返されたのだ。
「血液検査」ってそんなに万能なんだっけ?ありきたりのものは、せいぜい数か月前の生活習慣を推察できる成分や炎症がわかる程度で、外食と飲酒が中心の生活で、病気を発見するための手段としてどこまで意味があるのやら。
やっぱり基本メニューの身長・体重・血圧のほかに、視力・聴力、そして尿検査で腎臓を、便検査で大腸を、女性は婦人科系のチェックと乳がん検診。胃のバリウム。そして血液検査。できればプラスして超音波エコーで内臓チェック。50歳を過ぎたらせめてこのぐらいはやらないと。。ましてや眼科で血液検査してもらったところで、その結果診断は誰がやるのよ。。。
お見舞いに行った病室で友人はさらにこうも言った。
「風邪で病院に行ったら便秘の具合をいろいろ聞かれてさぁ。排泄物の形なんか、振り返って見ないよねぇ~!!」
見ますよ。
私は、昔から便秘と下痢で悩んでいたせいか、90年代から腸内環境チェックのためのmyうんちチェックが習慣づいている。便秘も一つの答えだけど、排便の色、かたち、そして量、ニオイは健康チェックの基本です。
(ちなみに、病気の人や、薬を飲んでる人が出た後のトイレはややこしいニオイがします)
これをご覧の皆さん。毎日決まった時間に排泄できる人はGOODです。色は明るめの茶系で(食べたものの色も影響します)、量はバナナ2本分、そして水に浮くのが最高のブツですぜ!
常々思っているのは「生きてはいるけど働くのは無理」なんて宙ぶらりんなことになりたくない!
社会保障だって、みんなの税金が原資です。いろんな考え方があるだろうし「さんざん払ってきたんだから、ここで取り返す」と思う人の気持ちもわかるから否定はしないけど、私はそうなりたくない。
これからの若い世代の負担を減らすには、今の年寄り連中の暇つぶし通院のガマンと、私たち世代の「病気にならない」健康管理がマストです。
「死ぬ前の日まで、普通に生活してたのにねぇ」と言われながら人生をおえたい。
いまの時代、ストレスいっぱいの毎日なんだから「健康診断は1日体の点検をするご褒美だと思って行きましょう。
年に一度は必要ですよ!みなさん!