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それは2015年12月25日のクリスマス夜にはじまった。

仕事を終え、日付が変わるちょっと前に帰宅すると、いつもゴムマリのようにはじけながら駆けて迎えに来るチャーリーがいない。
夜ご飯は作っている最中から二人でニャーニャーの大合唱なのに、この日は「おまけ程度」にやってきて、静かな感じ。チャーリー、なんか変じゃない?と言いながらも、日付が翌日になり寝る。翌朝土曜。オットは「いつもと変わらないよ」と、とっとと仕事へ行き、チャーリーはリビングのソファでとっぷり寝ている。

「チャーリー。」呼びかけにも、あまり反応しない

やっぱり何かヘンだな。。。
先週20日に予防接種に行ったので、それかな?と病院へ電話するも、1週間近く前のことなら考えにくいですね、という回答だった。
でも・・・寝姿をよく見ると頭が自分の腕に乗っかっておらず、ダルそう。
だっこしても、でれーんと力が入ってない。
抱えてみると、気のせいかな、わきの下と鼻息がいつもより温かい。

今日は夕方には会社に行かねばならず、この午前中を逃したら次は明日になってしまう。心配だから連れて行こうと予定をぐりぐり調整し、ちょうど出勤日だった友人が運転するタクシーに迎車してもらい、毎度の荻窪「グラース動物病院」へ向かう。

病院にて診察してもらう

40度ちょっとの熱があり、感染か、食べ物ではない何かを誤飲した疑い、とのこと。
私は確信をもって医師に告げる。
「この子は食べることにすごーく意欲的で、それについては案外賢いんです。だから、誤飲はちょっと・・・考えにくいです」
でも、親バカの意見など話半分だろうなと我ながら思う。
結局、半日の検査預かりとなり、チャーリーを置いて帰宅し、夜お迎えに行った。

検査の結果、白血球が通常の倍

十二指腸の動きが悪いので「十二指腸炎」「膵炎」「ウイルス感染」の疑いがあります(誤飲の疑いははれた)。でも検査結果の詳細は週明けの月曜にならないと出せないから、この週末は様子をみることしかできません、とのこと。
猫は身体が小さいので、人間の時間感覚とは違い、胃が空っぽのまま飲まず食わずが続くのは内臓への負担が強いからと、大事を取って病院に泊まることに。確かに家へ連れて帰ったところで、なにもしてあげられないし、この寒空の中また外に出るのはかわいそうだ。
診察台に連れてこられたチャーリーは、我が家のキャリーバッグの中でぐったりと寝たまま。たまに顔を持ち上げて、お医者様と会話する私の顔を見てくる。病院では脱水しないように補液と、胃や腸を動かすための点滴栄養と、解熱用の抗生物質を入れて、様子を見ますとのことだった。

昼と同じようにまた迎えに来てくれた友人の「猫タクシー」に、一人で乗って家に帰る。友人が話し相手になってくれてよかった、一人だったらどうなってたか。電車に乗っていたら途中で泣いたかもしれない。
しみじみと感謝し、実車中だけど途中のスタバでコーヒーを買って、無理やりご馳走する。

チャーリーのいない一晩が、すごく長く感じる

帰宅したオットからは「病院に連れて行くことにして良かったね、ファインプレーだったよ」と夜、家族会議にて。バズは、チャーリーがいないことに違和感がありそうな顔をしつつも、わりとマイペース。
うっかりドアを閉めてとじこめたり、しっぽを踏んだりしないようにと、床や足元を見るのが習慣になっている自分に気づき、チャーリーがいないとわかっているのに部屋のあちこちに気が行ってしまう。一晩がすごく長い。

翌日曜日。不安はどんどん膨らみ、ものすごい重篤なことになってたらどうしようと涙ぐみながら、オットと一緒に病院に行く。
面会室で一晩ぶりにチャーリーに逢う。

 

「おれを家にかえせー!」

 

「おい、元気だからさ。見ればわかるだろ?」

 

「ほら見て。元気でしょ」

 

なんと点滴が効いたらしくて、驚くほど元気いっぱい。病院も個室で小一時間近く面会させてくれて、最後に先生が出てきて話を聞く。
先生「あの、、。見てわかりますよね」
私「はい。ものすごい元気そうですね」
先生「そうなんです。調子がいいので、このままの調子でいけばいいですね」
ところが話の途中、先生に向かってアオーン!アオーン!と何度も鳴くので、異常に思って「どうしたのチャーリー」と抱っこしたら、私のお腹がだんだん温かくなってきた。ほぼ同時に先生が「あっ!」と叫んだときには、私のお腹はもうチャーリーのオシッコでびっしょり・・・・
なんだ、おしっこを我慢してたのか。だっこしてお腹をギュっと押したから、出ちゃったんだな。
猫も一度出はじめたものは止められないらしく、かなり長い間、私が抱っこしたままの診察台の上でジャージャーと出続けて、本人はバツの悪そうなあきらめ顔、その場の3人は排尿が終わるまで立ち尽くすしかなく、、、(笑)(猫のあんな顔、初めて見た)

検体は月曜の朝に出すと最短で当日夜出る場合もあるらしいので、明日月曜の夜18時ごろにまた来ることにして延泊決定。
引き続きよろしくお願いしますと先生にお願いして家に帰る。出ていたオシッコは結構あざやかな黄色で、あれは点滴の色だね、とオット。家に着くとバズが迎えに出て来たけど、なんだか一人暮らしを満喫してるみたい。

気を取り直して翌日も病院へ、検査の結果を聞きに

仕事納めを終えひとり病院へ向かう。猫タクも万が一の帰宅のため連絡を入れて現地に迎車してもらう。やがて、病院のプラスチック製キャリーケースに入って面会室へやってきたチャーリーとご対面。
昨日よりさらに元気そう(笑)
聞けば、調子も良さそうで、「今朝から点滴のほかに口から給餌もしています。カリカリとウェット両方あげてますが、完食してます。ね?」(ね?はチャーリーに向かって言っている)わりと不愛想な男の先生なのに、ニコニコとチャーリーの鼻先を撫でながら話しかけている。さすがチャーリー、犬並みの愛想のよさとこだわりの無さが彼のいいところなのだ。

 

「またこの部屋か。もう帰れるよ」

 

「お、外に車がいるな。お迎えかな?」

 

口から食事ができるし吐いてもいないので、いまから今日の夜の薬を飲ませてあげるので、このまま帰って様子を見てもいいですよ、と退院許可!
もしまた具合が悪くなれば、年末年始開いてますから連れてきてください。それと、糖の数値が下がらないけど、緊張すると上がるので、そのせいかもしれずこのまま調子よくても、年明けにでももう一度連れてきて、検査はしてみたほうがいいと思います。

・・・という話はもう半分ぐらいしか聞かず、「バンザーイ!帰っていいって!チャーリー♪帰るよ!!」きっと、一人寂しかったバズ山さんも喜ぶに違いない。ウキウキと薬をもらって入院代を精算して、待っていた猫タクに乗って帰宅。
「バズくーん!ただいまー!!チャーリーも帰ってきたよ~!!!」

ところがどっこい、さすがのバズ。保護猫時代に「空気の読めない、ちょっとおバカ」と言われただけある。たった2泊3日でもうチャーリーのことを忘れたみたい。。。
チャーリーの顔を見ただけで「フー!」「シャー!!」に一晩。
においをかいだり、至近距離に近づいて「シャー!!」に1日。
チャーリーの端っこをペロッと舐めては思い出したように「シャー!」に0.5日。
おいおい、思い出すの遅くないかい?
いやー、結果的にはチャーリーの病気より、この短期間にバズがチャーリーを忘れたことにびっくりした。トリアタマの猫やね~。。
君は弟だぞ!と何度も制するほど帰ってきたチャーリーに強気だったけど、意に介していないチャーリーはのんびりとうちの空気を楽しんでいる。バズも少しずつ思い出してきたようで、今日の昼頃から平時に戻ったみたい。今夜こそは二人一緒に寝てくれるかな・・・・。

病院から、年内に結果が来なかったと今朝電話をもらい、結局、原因不明のまま年越しとなりました。
うーん、言いたくないけど、原因はやっぱり「膵炎」というより予防接種なのでは・・・・?

私たち人間も秋ごろから仏事やそれ以外のゴタゴタがあり、家には寝に帰るだけだった。まったく構ってあげられなかったのでストレスだったろうし、急に寒くもなったし、部屋も加湿するのを忘れて乾燥してたし、、、、。でも、とりあえず2ニャンと2人、元気で年の瀬を迎えました。

今年も皆様、お世話になりました、ありがとうございます。
佳い新年を迎えてくださいね~!!

 

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