当社の問い合わせフォームから連絡いただくと、送っていただいた送信内容が控えとして一緒に送信される「自動返信」という機能があるのですが、その自動返信用メールアドレスを、自社の広告宣伝などで配信するメルマガ等に勝手に登録する人がいて腹が立っている。頼みもしないものを送りつけてきたうえに「今後送信が不要な場合は連絡ください」という不届きな輩も増えてきた。とんでもないよね。あなたの「送信先リストの整理」まで手伝うんですか、自分でやってよ。そんな時間があったら液晶で傷めた目を休ませたいよ。。
と思いつつ、しぶしぶ、断り作業を行うのです。。要らないと意思表示しないと、もっと面倒なことになるから。
「この一通を受け取りたくない」ということよりも、その先にある「一度送ったら断ってこなかった=受信を許諾した=今度は違うメルマガ配信のリストに応用される」のが嫌だから。
電話の自動アンケートに一度ウッカリ答えたら、一定頻度でかけてるようになりガチャ切りしていますが、それと同じ。(もう誰がかけてきているのかすらわからない)
でも、その「断り方」の誘導にも企業姿勢というか見るべきところがありますので以下、ご参考に。
システムで、配信不要リンクを用意してくれるところ
これはまだ良心的。メールアドレスと紐づいたシステムを置いているので、ワンクリックで配信拒否のアドレスだと処理してくれる。手軽。でもこのような仕組みは20年前から普通に存在するので、メルマガ配信で商売するなら、せめてこのくらいの環境を用意するところから始めてもらいたいところだけど。。。
リンク先に、解約したいアドレスの入力ボックスがあるところ
そもそも「契約」もしていないのに、何が「解約」だよ、と文句のひとつもいいたいが、便宜上ってやつでしかたないよね。この作業もうちの会社を維持するために必要なコストのひとつ、だとポジティブシンキングでしぶしぶ行う。
理由と一緒に担当者のアドレスに返信して
これが最悪。
手作業なんですか、という面倒くささと、不要な理由を私が考えるんですか(「要らない」ことに理由なんてあるの?)という二重の衝撃。
「意見」とか「感想」って長いとか短いとか関係なく貴重なんだよ・・・。どこの企業も集めるのに苦労してるし、さらに言えば「まっとうな意見」をもらうことがいかに難しいか。
断って配信が止まったのに、数か月後にまた来る
これはちょっと例外かもだけど、何度繰り返しても来るので、こうなるとデータ管理の問題。おそらく、送信システムに登録するリストファイルは定期的にバックアップしてるだろうから、何らかの事情でデータが先祖返りしてるのではないだろうか。それも「ずさんな管理」の一部なんだけど、流出や転用よりはマシ、ということなんだろう。配信業者には1通単価を設定してるところも多く、それも遠因かも。
良心的に設計して運用されているシステムもたーくさんあって、それはタダじゃないかもしれないけどかなり安価になっているはず。そもそも、ITは動作が決まればシステム化できる、便利なもの。
でも今の日本ではコロナの運用を見ても思うけど、構築がなってないから既存のデータと連携できず、そこを繋ぐ手作業の不便さばかりが目立ち残念。わかってる人が設計と運用をやれば、陰には優秀な技術者もいるのですが。それに気づくためには、実際に便利なシステムに触れてもらうという、使う側の「見る目」を育てることも重要なんですよね。テーマがデカすぎる。。。