スポンサーリンク

パンデミックの3年間で読んだ本として紹介しています。

もう思い出せないぐらい前の話だけれど。
場当たり的な評価を押し付けられる状態が数年続いて、自覚してなかったけどきっと自分辛かったんだろうな。仕事の楽しさどころか、ひと財産を全部他人の実績にくれてやる羽目になって、だけど今さら自分の会社を辞めるわけにもいかない。信用できる人も、この人のために頑張ろうと思える人も、この世からみんないなくなった。ある雨の日の朝、事務所へ向かうバスの中で本当に気が遠くなって、泣きたくなって、そんな自分を奮い立たせるように「畑でもやりたいな」と思った。この飛躍が我ながら不思議だけど、ちょうど近所のシェア畑がオープンした直後と知り、残り数区画を募集していたので週末予約して見学に行った。

対応してくれたのは、農業で生計を立ててきた地下足袋姿のおじいちゃん。土いじりはいいぞ、みたいなことはサッパリ言われなかった。頼まれたから説明に来たんだけど、まぁ始めればなんとかなるよ。野菜おいしいよ。ほら、ここ契約者募集の前におじさんが苗植えといたから来月には収穫から始められるよ。奥さんの趣味がフラメンコでね、趣味ってお金かかるよね。おじさんの畑は趣味じゃないけどね。なんて雑談ですごく楽しくなって即契約。

そんなこと勝手に決めて、畑にお金なんか払うの?と怒ってたオットが、あっという間に楽しげに通うようになり、週末農生活はもう7年かな?つくづく「たべもん」って体内に直結。汚い話だけど、食べるものを変えると効果てきめんにトイレが臭くならないよ。消臭剤買うより健康的!50歳も過ぎると肌のターンオーバーも3ヶ月ぐらいかかるのか「北海道の人はみんな色白いよね~」って誰からも言われなくなったけど、土を耕してタネを植えて、茎や葉が育ち、花が咲いて実になる。そんな当たり前のことを眺めるのは楽しい。電気もガスも使わないし、サウナなんかよりもずっと心と体がととのうよ~!

 

有機畑の生態系―家庭菜園をはじめよう amazon→

これは畑生活をイメージするために買った本。すごく読みやすくてあっという間に読み終えたけど、絶版のようで惜しくて手放せない。

 

百姓が書いた 有機・無農薬栽培ガイド: プロの農業者から家庭菜園まで amazon→

これは土づくりや連作のことを勉強しようと買った本。でも地域や気候が違うとやっぱり違うので、参考に。
特に近年は気候変動の影響が強くて、前年の自分の記録も目安程度にしつつ工夫するしかない。2023年の夏野菜は暑くて水が足りなかったせいか、トマトがとっても良かったです。

 

その農地、私が買います 高橋さん家の次女の乱 amazon→

これは読んでみたらちょっと意味が違い、日本の地方都市の閉塞感がそのまま表れているように思えて、別の意味で勉強になった一冊。
北海道は長男じゃないからと口減らしされた人や行き場をなくした人たち、新天地を目指した人たちが集まって開拓した土地だから、家父長制みたいな空気が全くない。親父が偉いとか、先祖代々の土地だから長男が継ぐとか、そういう発想で揉めてる人たちをほとんどみない。昔は隣近所の人も死んだらうちのお墓に入れてあげたりしてた。みんな親切。アイヌの人たちのことを考えると断片的な思想で申し訳ないけれど、これからの日本は北海道の風習にみんな倣った方がいい。東京に来て暮らすようになってさらに北海道っていいところだなと思うようになった。そのことを思い出した一冊。

オリジナル牛模様デザイン【職人による手染め】手ぬぐい

東京/浅草の手捺染(てなせん)職人による1枚1枚手染めの、綿100%手ぬぐいです
手ぬぐいはハンカチより大きいから、真夏でもいつもさっぱりした面で汗が拭けるし
長さ1メートルのロングサイズだから頭にも巻きやすい!
★アイロンも不要!
★ほつれは数回のお洗濯で止まります!
★お土産やプレゼントにもぜひどうぞ!
★学校行事や、調理室での三角巾替わりにも!
1枚 2,100円(送料/消費税別)
※購入枚数が多い方、金額ご相談に応じます。
※オリジナルデザインも作れます!

過去の投稿から