2018年は、失われた10年を取り戻すために使う。そう年頭に誓って先月からレンタル畑を開始。
トマトやキュウリの葉をすり抜ける風の音とにおいが、心の奥底を揺さぶって、何かを目覚めさせてくれる。
土いじりだけで命の息吹を感じるし、行くたびに元気をチャージされる。子供の頃自宅の向かいが地主さんの畑だったこと、母の実家が農家だったことを五感で思い出す。
この畑、素人ビギナーにとても親切なサービスになっていて、来れるのは週に一度ぐらいでもいいし、道具から種から全て用意されている。ほぼ常駐のアドバイザーさんは、本業が農家さんという筋金入りのおじさま達。行くたびに違う人と話すけれどもみんな真っ黒に日焼けして本当に健康そう。地下足袋姿も逞しく、生きる力が漲っているように見える。
畑へは電車で20分だけれど、私の生活圏からするとこの上ない近さ!
都会人の道楽、素人の手慰み、とのそしりも甘んじて受けよう!だって当たってるし。
贅沢なこと始めちゃったなぁと思うけれど、腕ぐらいの太さに育ちすぎたキュウリを山のように背負って帰っては、塩もみ、酢のもの、ラタトゥイユ、そして友人に頼み込んでぬか漬けにしてもらって・・・と、野菜に追っかけられる生活も楽しい。
ここまでやらないと、食べることの価値を実感できないのが都会生活。
たべものって工場で作ってるだけじゃないってことを、いま一度、わたしの体に叩き込む作業、修行の一年。そう思って頑張ります。大事な仕事仲間、そして飲み仲間の友人たち。一緒に食べる機会を作れるよう頑張ります!