トマト缶の黒い真実

みんな読むべき。特に子育て中の人は必読です。

目の不調から電子機器との付き合い方に「メリハリ」をつけている。生きてる限りは心も体も自分のオリジナルで頑張りたいし。そう思って「東京新聞」を紙でとり始めたのだが、これがすごくいい。そのブックレビューで興味を持った本がこれ。 アマゾンでこの本を見る トマト缶の黒い真実 (ヒストリカル・スタディーズ) 「食料品の世界は大手企業が支配し、民主主義が守られていない。食品メーカーのモラルを信用していいのか」そんな投げかけに反応した。 そういえばここ10年くらいトマト缶が100円で買えるようになってるけど、どうしてなんだろう?と感じてはいた。やはり中国産トマトビジネスは2000年ぐらいから始まっているそうだ。収穫直後に濃縮3倍にされ無菌パックに入ったドラム缶は、海を渡りヨーロッパへ運ばれ、イタリアで水で希釈され「イタリア産」に生まれ変わる・・・。むむ!食品表示のルールは国次第。海外でもスーパーマーケットは1円でも安いものが選ばれ、売れ残りはさらに買いたたかれ、アフリカなど世界のあちこちへ。アグロマフィアの財源、アグリビジネス。。。読めば読むほど、怖い本だった。食の安全を考えるにはとても勉強になる一冊。 しかし、世界は人口爆発で食糧難だけれども日本はどうだろうか。これからゆるやかに人口が減っていくし、若い働き手は確かに足りないが健康寿命が伸びてまだ働ける中年・老年は多い。耕作地もそこそこある。機械化も知恵を絞ればできるところはたくさんありそうに思う。組合や役所がよってたかって一次産業にぶら下がって補助金でやせ細らせて、では夢が無さすぎる。売るために「インスタ映え」させたあげくは山のような食品廃棄・・・胸が痛む。何か対策は無いのだろうか、そう考えるのは甘いのかな。作らなくても、海外から買えばいい、というのも気持ちはわかるけど、売り手の都合でいつ「後回し」にされるかわからないし。「自称:外交得意」の安倍総理ですらこんな程度なのに、駆け引きやずるがしこさとは縁遠い日本人が、グローバル化のステージに上がって、世界から「明日食べるもの」をぶんどってこれるのか。。。 カゴメさん、日本のためにがんばって。。と思ってしまった。 中国ではひとり4トン相当のトマトを朝から晩までかけて収穫させて、日当が3,500円程度だそうだ。貧しい人たちを低賃金で働かせて収穫されたトマトを、ヨーロッパ経由で日本の食卓にあげて、それを食べながらテレビを見て「働き方改革」なんて言ってたら、いつかバチがあたりそうだ。 ところで「なぜ東京新聞なの?」ですよね?!読売も朝日も嫌いなので「日経デジタルの他のもう1紙」と考えたときに選択肢は毎日か東京しかなかったから。舌鋒鋭い女性記者がいるんじゃなかったかな?東京住まいにとっては地元紙だから応援すべきかな?と事前に“温情上乗せ”しながら試し読みを1週間したけれども、余計な忖度してごめんなさい。ダントツで東京新聞が面白かったです。 東京新聞リンク 暗部を探る駆け引き 『トマト缶の黒い真実』ジャン=バティスト・マレさん トマト缶の黒い真実 著:ジャン=バティスト・マレ
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