菅総理がいよいよ「重症者以外は原則自宅療養」と言い出した。コロナが来て1年半。この2~3年の政治の劣化はひどい、それを取り巻くマスコミもひどい。大手企業もひどい。ひどすぎて毎日怒っていて、ブログに書きたくとも怒りすぎて何について書けばいいのかわからなくなった。年を取ると、心が平静を取り戻すのにも時間がかかる。
原則自宅療養とは病院に入るという「合格ライン」をちょっとずらしただけなのに、あんなに仕事したような顔で発表するとは。あれを対策と呼ぶんですか。大正生まれの祖母がいつも「バカにつける薬はない」と言っていたけれど、菅さんという人はなにかとズレている。コロナは症状のない人がそうと知らずに伝染させるウィルスが難しい問題なんだよね。なんで検査をしないんだろう。選挙では寝ている無党派層を起したくないように、無症状者層も認めたくないのか。あれは「人の上に立つ能力がない人」と呼ぶのだと私は学習してきたけれど、裸の王様にはわからないのだな。
生きていれば83歳の父が生前「文部省(つまり国)が決めたことは自分たちの人生にはなんの役にもたっておらず、理想や希望を教えてくれたのはアメリカの映画、つまり「ハリウッド省」だ」と言っていた。今こそよくわかる。アメリカは歴史も抱えてる問題も違うから、トランプという素人がぐちゃぐちゃにしたものを、元に戻そうとする力が働いている。バイデンさんが強硬開催する東京オリンピックに夫人を送り込むのは「大人の対応」だと思う。
「2ちゃんねる」を作った人が電通について語ってたらしいけれど、私は父が電通マンで、子供のころから鬼十訓を聞かされて育った。親の職場を聞かれるのは普通のことで、電通だと答えると電気工事会社だと間違う人がほとんどだったし、私も電通とは何ぞやと説明できなかったし、父も間違われたままでいいからと言っていた。そのころから「スポンサー」という概念を聞かされてきた私自身も広告の世界に入って30年、企業の販売促進の現場にいたけれど、いまや電通も含めて日本の大企業ほどクソ度が高い。役職者のほとんどは20年後、自社が存続していることを疑わず何のプランもない。CMを見てるとそれがよく感じられて、サラリーマンってあんなにひどかった?
社会に「多様性」というワードが出た時点で、背の順にしか並んだことのないおじさん連中には理解できない。小池都知事も同じおっさん側のおばさんで、働く女性の成功例だと思ったことはない。いま企業役員に多い70歳前後の昭和30年代生まれゾーンは戦後生まれで、戦後復興をやったのはその前の世代。彼らは成功の果実を食べただけで青年期はバブル、バブル崩壊後の就職氷河期やリーマンショックは全部他人事ですり抜けてきて年金生活に入っている。もう先進国でないという若者の危機感もわかってない。50代以下は自社役員の総入れ替えを要求して、今後どのような世界観でビジネスをしていくのか急いで考えたほうがいい。
まるで散らかし放題の部屋を片付けさせられる心境。「こんなになってしまって、これ。どーすんのよ?」って立ち尽くすかんじ。
政治と行政に関わるおじさんたちには、マイナスに振り切った現状をせめてゼロに戻すぐらいの責任はとってから引退してほしい。石破茂、小沢一郎、枝野幸男、野田佳彦、他にもいそうだけどこのあたり、ふがいない。あんたらにも日本をよくするチャンスあったよね。今の日本は聞かれたことにも答えられない人がトップだから、奮起して今の偉そうな人たちに引導を渡し、40代に引き継いで未来を託すしかない。菅さんもあわてて20代の意見を聞いてるけど、的外れだし遅いよ。引き継がれるのは「50代へ」ってホントは言いたいけど、今の無能どもが長く居座りすぎて私たちも毒され、少ないエネルギーはすべて怒りに使ってしまった気がする。
でも、彼らを引退させる最後の一仕事ならまだやれる気もするから、できることは手伝いたいけど。
選挙に行くしかないのかなぁ。宝くじで100億円でもあたらないかな。そしたら孫さんのところにまっしぐらに行って、優秀なIT企業を一個作りたいから力貸してほしい、って言うかな。まずはそこから。。