鯵・鯖の秋釣り

B!

SNSにアップすると、ブログへの書き込みを忘れてしまう。。
鯵・鯖釣りに通い始めて10余年?おかげで良くも悪くも釣果は見当がつくため「魚をお腹いっぱい食べてみたい」という知人を誘ってみたけれど都合があわず、オットと二人でのんびり気分で釣りに出かけた。

釣竿と海

当日は朝4時起き、5時前出発なのに、なぜか夫婦そろってお腹を壊す(笑)。季節はずれの温かい日が続き、テーブルに放置してた食品の何かにあたったような。。
早朝は電車の接続がただでさえ悪いのに、乗り換え途中に何度もトイレに走って、出船時刻ギリギリに到着。そして船長に怒られる。
お互い相手へ文句をたれながら、あわてて身支度して、平謝りして船に飛び乗ると、これがまたいつに無く大混雑。ざっと片舷に11人ぐらい並んでる。。。

上がサバ、下が鯵。数年ぶりのサバとの出会い

 

中乗りさんが、進みだした船の上で竿をセットしてくれながら声をかけてくれる。「ヒラメの方ですよね?」(→2012年 鯛やひらめの竜宮城?!
声を聞いて、あっそうだ!と思い出す。
あまりの喜びにもう一度書くけど、鯵釣りのしかけで3キロのマトウダイと5キロのヒラメをあげたときにタモを持って帆走してくれた方である。

いい目を見たことを思い出すと、無駄な力が入るんですよね~。しかしそれ以上に、今回は調子が悪かった。
7時半から乗ってるのに、周囲も含めて10時まで誰にも何もかからず。

三枚におろしてまずは塩

 

釣りは、実は短気な人が向いているらしいけど、居合わせた隣のおじいちゃんは釣り糸を垂らしては「ベタ踏み?!」の勢いで電動リールをすぐ巻きあげるので、耳をつんざく炸裂音が何度も何度も響き渡る。
「ちょっと!その轟音で鯵が驚いて逃げるじゃないの!」と言いたい気持ちを隠しつつ。。
今日のために、愛用の出刃包丁を研ぎに出してまで準備万端だった割には、釣果は15センチぐらいのかわいいサイズで20尾ぐらい。
青背の魚をおろすのはかなり上手くなったので、ちょうどいい量。
鯵とサバは塩と酢でしめ、そぎ切りにして酢飯と一緒に巻き鮨に。なんと鯵棒鮨3本、サバ棒鮨1本の大作。(スマホ写真は天地を見失いますね、しかも乾いてみえるかな)
小さい鯵は南蛮漬けに。骨も一緒に揚げて骨煎餅。
一匹ずつ塩焼き。本当は一夜干しにもするつもりだったけど、数が足りない。。

鯵の棒寿司に

 

じつは一回だけ海中と格闘があった。間違いなく何かのアタリだ、とオットとふたりで外道を思い浮かべて超・期待するも、海面に見えるはまたホシザメ。
これなら要らんわー。とあげるのを止めるわけにも行かず、二人とも押し黙ってタモあげ。こういう、やるせなさを伴う粛々と進める作業のときは、夫婦の呼吸はよく合う。

オット「どうする?」
私「えっ。。?どうする?って?」
オット「これ、もって帰る?」
私「だって前にマスター(いつもお世話になってる麓屋の)が持って帰ってこいって言ってたじゃんか」
オット「そうだけどさ。。。この釣果で(店に)行く?」

きっと「未必の故意」ってこういうことなんだろうなー。捨てたいとは思ってないけど、もって帰る気にもなれなかった、なんちゃって。
なんやかんやでドボンとリリースして後日。案の定、こってり怒られました。言ってることの意味がなぜわからんのかと(笑)
「お金で買えるような魚は、買えば済むんだから!釣りの醍醐味は、市場に出ない美味と出会うことだよ!!ホシザメは、美味いんだから!」
そうでした、そうでした。なんというまっとうな説教。釣りは「美味との出会い」がテーマだったのでありました。
みなさん、初心忘るるべからず、ですよ~。

また近いうちにリベンジに行こう。
先日カワハギとフグのホバリングの面白さをいろいろ聞いて、ちょっと興味が湧いた。
丘からの黒鯛にも誘われたので、新しいチャレンジも面白そうだ。

 

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