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子供のころのCMにありましたね、なつかしいなぁ~。おじさんの声だった気がする。

 

諸事情により親の持ち物ごと断捨離していますが「棄てる」って本当に難しい。「トキメク」かどうかで決めるのは人生の先が長い人の発想で、私の基準は「自分が死ぬ時までこれを持っていたいか?」です。もちろんそれはミニマムを意味するので大半は「そこまでは要らない」となり、林先生のポリシーによって裁かれます。「いつやるの?今でしょう」。

私は「捨てる」のではなく「棄てる」です。捨てた先のことを考えなければきっと今の何倍もスッキリできるんだろうし、ほんとうはそうしたい。でも自宅から排出したあとも、捨てたモノからの十字架を背負わされる気がして「棄てられる側にも納得のいく手放し方をせねば」という強迫観念がひどくある。よく言えば素材へのリスペクトだけれど、よくわからない。

この強迫観念が年々「食べものを棄てるのが辛い」方向にも進んでいる。特に野菜や果物、肉、魚あたりの生鮮素材を「見切り品」として売られている姿を見ると、自分でも病気かな?と思うぐらいにイヤーな気持ちになってしまう。人間の都合で並べられただけなのに、捨てられる。責任は人間にある、私もその人間のひとり。おかげで「捨てるも地獄、捨てないも地獄」という日々。メルカリにはほんとうに助けられている。ありがとう!メルカリ!

 

ところが、棄てるつもりで間違えてクリーニング行きの袋に入れてしまったウールのセーター。ものすごーく立派な、いい状態になって戻ってきちゃった。しぶしぶ在宅勤務で着用したら、これがいい。素肌の上に直接触れる、肌着としての道が開けました。ウール100%のものがいいです!糸が細くてシンプルなデザインのセーターがあれば、ぜひ思い切って肌に直接ふれるように着て過ごしてみてください。肌へのあたりがくたっと柔らかく、スケスケなくらいに薄くても編み目のひとつひとつに空気の層が含まれ、体温を熱源とした温かい空気にまとわれる感じがします。重ね着もセーターの下に着ないで、肌着セーターの上から着ましょう。

体を動かしても布がつっぱらないし、暖房が効いた室内で暑くなっても汗を吸うし、蒸れないし、乾くのも早い。羊が体温管理しやすいようにできているんだろうね。しかも軽い。カシミアならなおいいし、Vネックはさらに動きやすい。セーターの新旧はあまり関係ない気がします。比べるのも申し訳ないけどヒートテックよりずっと気持ちがよいし、しかも毎日洗う必要がない気がする(年取って枯れたのかなぁ)。これであなたも「mottainai!」の仲間入りです!

 

夏は涼しく、冬は温かく、猛暑の夏以外であれば3シーズン快適に着られます。
ただし唯一面倒なのは、洗濯が「手洗い」か「洗濯機の手洗いモード」のみ。普通に脱水するとちぢみます。これですり減って穴があくまで数年使い込めば、達成感に包まれながらお別れの時を迎えられるでしょう。どこの羊さんの持ち物だったかわかりませんが、限りある素材だからこそ、大事に使いたいですね。

 

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