新人時代の「会社の宴会」は瓶ビール

B!

久しぶりにアサヒスーパードライの中瓶を呑む機会があって、呑んだ瞬間いろいろな思い出がふわ~っと花開くように蘇ってきました。いや正確には「思い出」ではなく、なんというか・・・これを味わいながら感じていた気分や、その時代の空気・・・みたいなものがパーっと浮かんできた訳です。

私が駆け出しの新人時代は会社の宴会というと「忘年会」や「観楓会(かんぷうかい)」と、歓送迎会が主なもので、場所は料理屋のお座敷など。そこでは決まって「瓶ビール」だったんですよね。考えてみれば「まずは生ビールをジョッキで」なんつうのは夏のビアガーデンあたりで味わうもの、だったかもしれません。現在のように石を投げればコンビニや居酒屋に当たるのはここ10年くらいのことではなかったでしょうか。記憶が曖昧だけど。

めずらしく、仕事終わりに社内で一杯

 

宴会の席でぺーぺーの仕事といえば場のハンドリング。昔はコースで飲み放題プランみたいなのが定石だったので、料理が(予算内の)事前の打合せどおりに出ているか、遅れてくる人の分をよけたり、急遽参加になった人の数が含まれているかを確認しながら、みんなの進み具合も横目でニラミながらお店の仲居さんみたいなオバサンと声を掛け合います。たいてい10人~30人ぐらいの場なので、空いたかどうか確認して瓶を下げたり、追加の本数を依頼したり。新しい瓶が来たら栓抜きを持ちながらまずは何本開けようかとテーブルを見回す。空いて時間が経つと気が抜けてしまうし、先輩の誰かが話し相手に注いだビールがぬるかったり、残量が足りなかったりすると会話が止まるので、これが結構難しい。そして灰皿交換。別の人がストック瓶を知らずに追加を頼んだりあちこち開栓して余したりすると、精算の時にお店から怒られたりして。

でも場を上手に回していると、その快適さに褒められたりしました。

ちなみに「お酌」は、中堅社員が幹部職にやるもので、ペーぺーがやるのは「100年早い」ものでした。
なので、役員などの偉い人からお酌に指名されるのは「覚えめでたき」という誇らしい解釈もあり、何回目かのおかわりで「新人についでもらおうか」なんていってくれるお偉いさんは、下働きしている若者へも気配りができる人、という好評価だったと思うなぁ。
当時はまだガチガチの男社会だったから私の場合は「女の子だから」でしたね。オッサンに注いでもらう酒よりも若い女の子の方がいいな、と言うやつで、いまなら「セクハラ」なんだろうけど。でもそれは、中堅社員のお酌の手を休ませる配慮でもあって、皆そう感じていた。そういう時代でしたね。

こういう会社の宴会でもうひとつ重要なのが「説教され係」です。
酔って気分が良くなった上司や、幹部オジサンは説教したがるもの。それを真面目に聞いているフリをしながら朗らかに聞き流す。これがまた奥が深くて。ヘタに真面目に意見述べたりすると、オジサンの意図していないところへ話がもつれて怒らせたりして逆効果です。
ほどほどに満足するところまで、いかに気持ちよく話させてあげるか。これがまたペーペーの「ウデの見せ所」で、ここをそつなくやると中堅に一目置かれたりする。
そして話を遮らないように目配りしながら、よきタイミングでその場からサッと逃げる。
うーん、いまどきはこれは「パワハラ」とか言うんだろうな。

時代の空気。私の場合は、ススキノのうらびれた居酒屋の、換気扇が回る音としけった空気とでもいうかな。それを思い出させてくれるのが「アサヒ スーパードライ」でした。
不思議なんだけど、一番搾りはちょっとグルメな店で出てくるし、キリンラガーはもう少し上の世代のもので好き嫌いがあって、万人に無難なのはスーパードライだったですよ。

 

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