白内障手術へ

年に一度の健康診断は、お正月が明けた2月あたりにしています。なぜなら、お正月休みは呑んで、喰って、寝て、ゴロゴロして・・・を罪悪感抜きで満喫するようにしていて、それを経た後の結果が「一年で一番ひどかろう」から、ここを測っておけば何かとリスク回避ができると思うから。しかし昨年もらった健康診断結果でビックリしたのが「白内障の疑い」です。わたしは糖質も脂質も「病院に行きなさいよ。まぁ嫌なら薬飲まなくてもいいけど。死んでも知らんよ」ぐらいのレベルらしいですが、いつか必ずあるだろう大病の際に、蓄えた脂肪は必ず私の生きる力を助けてくれるハズだと思ってる。なぜなら、スリムが自慢のお洒落な母が倒れた時、病院から生きて出てくるのはもう無理なんだろうなという状態に即なったから。もちろん、これ以上ひどくならないように気を付けていますが、しかし眼よ。
毎年、GWのあたりに畑の苗を植えるのですが(参照「今、愉しいこと」→)夫の希望で2024年からシルバーマルチに替えて虫対策をしたのですが、これがまた特段に反射がキツかった。もう眼を刺すように痛い。畑に行くたびに目がチカチカして、スマホで写真を撮ろうにも液晶画面が真っ黒にしか見えない。夏ごろには陽射しがまぶしくて外を歩くのがつらく、夜は車のライトに照らされると目の前が真っ白。そして秋には道路の段差がわからない、かばんの中が真っ暗で見えない、ビルのガラスドアが開いてるかどうかわからない。冬の室内では、光に背を向けてる人の顔がわからない。もちろん目の前にいるのが誰かはわかっているんだけどね。でも頭の角度でこっちを見ているかがわかっても、眼があってるか、がわからない。
さすがにこれじゃヤバいと思いました。
たとえ病気にならずに長生きできても、眼が見えないとか耳が聞こえないとか、そういう老後が待ってるかもしれないんだ、とハッとしました。そうなれば間違いなく頭は使わなくなるし、生活もしづらくなる。オットが死んだあと単身で生きるのに(←先に逝くのは彼、の想定)「見えない」はひとさまの世話にならざるを得なくなる。これはヤバい。お金がないのもヤバいけど、見えないはかなりキビシイ。
実は過去の健康診断で2012年に「網脈絡膜変化」と言われ始めたとき、眼科に行って緑内障となったけれど、病院によって診断が全然違った。共通してるのはすぐ目薬を処方し、定期的に目薬を買いに来いと言うところ。でも疾病の原因も、今後私が取るべき生活態度などを尋ねても、どの眼科医も全く説明ができない。「緑内障とはそういうものです。」眼科って行くとわかるけど最新の大きな検査機器がたくさんあるほうが繁盛してるんだよね。そこにきて視野検査も疲れ目や寝不足で結果が違うし、結局のところカチカチ押すから自己申告みたいなもんでしょ。だから医療にアクセスしているありがたみがまるでない。
ここ数年通っていた眼科に行くと
眼科医:「あーもう白内障の初期の段階は終わってますね。」
わたし:「ということは、手術になるのでしょうか?仕事でも見にくくて困ってるんです」
眼科医:「手術が必要かどうかは本人が決めることですね。やりたいならやりますから、まずレンズを選んでもらいます。焦点距離をいくつか選べるから。あーでも緑内障か。緑内障で選べるレンズ、あったかな、どうだったかな〜・・・。ま、ゆっくり考えてください。ハイ今日は帰って結構です」
ここであなたに「緑内障」と言われてもう3年以上通ってるのに。いまから私は何を考えたらいいんですかねと困惑しつつ診察室を出ると、事務の人から白内障手術の説明を受けてるご老人夫婦がいた。耳が遠いらしく大声で何度も説明していて、手術は混んでいて最短で3ヶ月先しか予約が取れませんと言われていた。自分もまた3か月後に診察に来て、そこで3か月後に予約を取って、、え?ナニ、あと半年もこの状態?と自問自答しながら帰宅の途につく。
内心(この病院に手術をお願いするのは無理だな)と思案にくれているうちに、また2026年2月がやってきて健康診断とその結果を受け取った。このころにはもうお財布のなかの小銭が1円か100円かが手に取ってみないとわからないレベルになって、お年寄りが会計でまごつくにはこういう理由もあるんだなと知るわけです。
その後、身内がネット検索して良さそうだという眼科に行ってみた。でも、保険証の資格確認証の新しいやつをうっかり持たずに出向いたら、名乗る前に断られたのでこちらからもお断り。そして自分で探した眼科に行ってみると、そこには話が早くてきっぷのいい優しい眼科医の先生がおひとりと、指導が行き届いたホスピタリティ溢れるスタッフがざっと10人以上いてテキパキと働く大きな眼科でした。診察では私の眼の状態を詳しく説明され、通院生活13年にして初めて聞く話もたくさんあり、こちらにお世話になろうと決めたのでした。もちろん、カスハラ的クレーマー患者だと思われないように過去のムカつく眼科の話は一切封印し、ちゃんと一見さんの体で行きました。右眼の手術が無事済んで、今週は左眼に行ってきます。
白内障と言うとみんなに「うちのおじいちゃんが手術してたよ」なんて言われるんですが、もう長生きした老人の病気じゃありませんよ。国民が老若男女問わずこれだけ液晶画面を見てる時代ですから。皆さん、毎日のUVカットサングラスと、21時以降はスマホを見ない生活、いまから心がけましょうね。

