チャーリーの腎臓病 2026冬[後編]
![チャーリーの腎臓病 2026冬[後編]](https://ideapunch.info/wp/wp-content/uploads/202510_charlie.jpg)
新しく通い始めたのはこちら、羽根木動物病院。
2月28日/土 半日入院の点滴を終えたその足で、予約した別の病院へ
今週行った3回の血液検査結果を渡して受付、その後診察室に呼ばれ、改めてヒアリングを受ける。夜間は無人になるため日帰り入院を選んだこと、前夜の様子の報告が翌日の治療内容の根拠になっていることへの不安、毎日8時間点滴を7日間続けても一喜一憂するだけの現状への不満の3点を、単なる動物病院批判に聞こえないよう言葉を選びつつ伝える。診察室で座って話せることや、院長の有井先生が上下ちゃんと白衣を着ていることに内心驚きつつ。先生曰く「検査に使う設備は今までの病院とうちも同じですけど、BUNの数値が130超えとしか出ていないのが謎ですね」との第一声。
補液の量がそもそも足りてない
脱水が改善してないので補液量が足りていないこと、そして2024年夏の腎盂腎炎の検査結果を見て「この時点で治療を始めててもよかったですね」と言われた。言外に(うちならそうしますけど)をにじませつつ。そして血液生化学検査、SDMA、尿タンパク、尿検査、腹部超音波、膀胱穿刺をひととおり受け、他の原因がないか一つずつ消し込み、心臓や他の臓器も問題なさそうで、この度の不調の原因はやはり腎臓であることを再確認。
炎症を抑えながら補液をMAX入れる基本方針で、明日以降も半日入院が必要だけれども、帰る時に皮下補液をプラスして夜の間に点滴できない分をカバーする提案をもらう。
少しでも2024年の状態に戻せるならば・・・
バズ君のために購入してあった耳に塗る食欲増進剤「ミラタズ」があり、それを使ってもいいとアリーズから言われたときに思い出したのが、多頭飼いの大先輩ここちゃこさんの一言「不調の原因をすべて取り除いてこそ、食欲増進剤は意味があるとかつて獣医さんに言われたんだよね」。
体重が減り、食欲も食べる元気もないチャーリーに吐き気止めや食欲増進剤などを入れる以外の手だてがないのか知りたかった。もし今回うまく乗り切れたとしても、綱渡りのままならば、またすぐ病院のお世話になることにもなりかねないし。。。
幹細胞の培養地「幹細胞培養上清液」
「再生医療に力を入れているとサイトで拝見しましたが、今のチャーリーに何かできることはあるのでしょうか?」と尋ねたところ、幹細胞再生の培養地になる「幹細胞培養上清液」というものがあり、それを投与したらどうかと言われた。生きた細胞を培養するためのものだから、それ自体に損傷した組織の修復や機能回復、炎症を抑えるなどの様々な機能成分が含まれており、生体に入れても何ら問題ないとのこと。しかも皮下投与でき副作用もなく、体調がプラスに転じればラッキー。費用を聞くと、いいお店での飲み会を1回我慢すれば捻出できそうなレベル。本人の状態や家族の予算を見ながら投与回数も選べるし、分割払いのように最初に決め込まなくても、いつでも決めていいとのこと。もう入れない理由はどこにもなく、是非是非やってもらうことに!
そして明日からはこちらの病院へお世話になることも迷わず決断。
治療方針の合意を受け、細胞醸成液などの治療も含めた皮下補液を行って帰宅。私達も久しぶりに明るい先が見えて安心できたし、明日からまた頑張れる気もしてきた。チャーリーもなんだかスッキリした顔つきに見えた。
3月3日/火(転院3日目)にはBUNが半減
この日から半日入院に通う先は羽根木動物病院へ。なんと3日目にはBUN、クレアチニン、リンの値がすべて半減しました!(検査結果表はこちら→)さらに感激したのは半日預かっている間にシリンジで口から流動食を入れてくれたこと。やっぱり胃を動かさないと良くなるものも良くならないよね。
そしておやつを持参したら、成分を確認して問題ないものは与えてくれる。流動食も毎日少しずつ入れる量を増やしてくれ、夜迎えに行くと「今日は30ml入れることができましたよ。チャーリー、頑張りました」と報告してくれる。この流動食があったからこそ、その後の好転につながったと思う。食欲も少しずつ出てきて、一安心。
3月4日/水(転院4日目)「明日から通院のみに切り替えましょう」
猫は点滴の注射針を刺し続けると、太い血管がいくつかに分岐して細くなってしまう(血流は変わらず通る)ので、点滴をやりすぎると注射針が入る血管が減ってしまうと説明があった。いちど細くなってしまった血管は元に戻らないし、チャーリーもかなり点滴が続いているので留置針を入れ替えるのも難しくなってきたとのこと。でも数値もよくなってるから半日入院の点滴は今日でもう終わりにして、明日から皮下補液切り替えましょう、との話。
血管の話はカケラも出ずに点滴されまくった前病院への恨みもチクっと生まれつつ、一歩前進を素直に喜ぶ。
「やったね!チャーリー!明日からは朝来てもそのまま一緒に帰れるよ!」
3月11日/水 伏兵潜む:リン吸着剤による絶食→悪化
淡々とした鬼軍曹の指示は「毎食のたびに投与」
食餌量も少しずつ増えた喜びもつかの間、血液検査の結果リンの数値がハネ上がっている。
食べればその分リンの値も増え「腎臓に負担がかかりツライ→またもや食べない」を避けるためにリンの吸着剤を与えることに。今後はチャーリーが何かを口にするたびに、プロネフラ(液体)4mlをシリンジで口から投与せねばならない。
腎臓療法食はどれもこれも口に合わず、食べないものはガンとして食べない性格でもあり、吸着剤を断る選択肢はなかった。「食べるたびに毎回、頑張って入れてください。本人のためですから」と、鬼軍曹の指示が飛んでくる。
胃の中、ごはんより吸着剤の方が多くない?
やっと少しずつ食べるようになってきたチャーリーに、食後口をこじあけて液体をぶち込む。
最初の何回かはうまくいくが、これが一生続くのかと気の毒に思っていると、無味無臭とはいえ1日に5回も6回も食後に入れられることをチャーリーも学び始めた。「そもそも1回で2~3gぐらいしか食べないのに、4ml入れるって多くないですか?彼の胃の中、吸着剤の方が多そうですけど」と毎日の通院で話しても、吸着剤の量を減らすことは一切認められない。でも、何回にも分けて食べる状態なので「一度吸着剤を入れたら1時間ぐらいは食べ足しても吸着剤は追加して入れなくてよい」とのこと。うーん。
シリンジが「嫌なもの」とインプットされてアウト
時すでに遅し。食後に吸着剤をぶち込まれる不快さにへそを曲げたチャーリーは3日目からピタリと食べなくなった。治療に反抗して3か月ハンストを起して亡くなった私の母を思い出す。バズもやはり食べなくなって、これで3人目。私は食べない人(猫)に食べさせる役割が回ってくる運命なのか。しかも前の2名は失敗してるし。ほぼ水分のゼリー(ペティオのメルトジュレに感謝)で約1週間を過ごしたものの、やはり2.8Kgまで痩せてしまった。2024年は4.5Kgあったのに、なんてことだ!
せっかく流動食を入れて胃腸トレーニングの助走期間をもらったのに、、という焦りもあって自宅で流動食を入れようとしても当然うまくいかない。首回りの毛に流動食が飛んだベトベトの状態で病院へ流動食を持参し、短い皮下補液の時間に少しでも入れてもらえないかとお願いする。これが3回目の上清液を入れるまで続いた。
そして通院は週2回に減って現在も継続中。ガスモチンを朝晩投与し続けて3週間目。有難いのは処方済みの薬を持参すると、その日だけは補液のついでに投薬もやってくれる。たぶんサービスなんだろうけど、自分で入れるのは難しいので、しれっとお願いしている。
お世話になった低リンアイテムたち
ペティオ メルトジュレ スティックタイプ
絶食中も一日1回は何かを少しでも舐めれば脳が食べたと誤解して肝臓を傷めない、高度医療センターの獣医さんからかつてそう聞きました。今回チャーリーも知ってか知らずか、これだけはよく食べました。いのちをつないでくれたおやつです。
何よりもリン0.02%が心強い。これからも定期分で買い続けることになりそうです。

犬猫生活 エイジングケアピューレ
ここのピュレおやつが好きだったのでときおり購入していたところ、再春館製薬とコラボしたエイジングケアがあると分かり購入。食べるし、よかったなと思っていたけれど。
今回の不調で病院に持ち込んだおやつのひとつ。全く考えていなかったけど、なんと粗灰分0.1%以下、リン0.15%と腎臓の悪いチャーリーでも食べられます。犬も猫も同じ内容らしいので多頭飼いにもオススメ。
この会社に限らず購入ボタンの表示がウザくて栄養価が確認できないのがイマイチですが・・・
フード探しの旅は本当に長かったので、それも改めて投稿します。。



