先日久しぶりにデザインのブレスト(簡易版)をやったところ、思い出した感覚。
美術とデザインの専修学校に通っていたうら若き10代のころ、入学祝にもらったlineaboldのくそ重たいバッグに、画材や道具を一式どっさり詰めて通学していた。そこのビニール製のポケットに差し込んでずっと持ち歩いていたモノクロ写真がこれ。スキンヘッドの横顔男性が並んだ1枚。
Ken Moody and Robert Sherman, 1984
その写真が出てきて、こう、なんていうの?走馬灯のように・・・ちょっと鳥肌付きで、当時のフィーリングがよみがえってきました。
不思議なもので、今日の打ち合わせでも仙台出身の方と聞き、とっさに浮かんだ昔の仕事。
「あっ!ミルキーウェイ知ってるよね?昔あそこのグランドメニュー作ってたんだよ~」とか話しながら、名取?岩沼?と近隣の町の名前がずいずいと記憶によみがえってくる。(どうして町名なのかは我ながら不明・・・)
またさらに別件の雑談の流れで、わたしの祖母が花柳界の人間だったことを話したのですが、これまた話しながらよみがえってくるものを味わう感じがまた新鮮(笑)。
日本髪を結って、三味線をかついで出かけて行ったとか、都々逸がうまかったとか・・・?意味は全く分かっていなかったけれども、とぎれとぎれにキーワードがよみがえる感じ。
そうそう、銭湯のロッカーキーみたいな木のカタマリが実家から出てきたときも、何年も経ってから火打石とわかって、自分のモノの知らなさに脱帽(笑)
昔のことって、他人が聞いたって面白くないだろうってハナから思いこんでいるし、聞かれもしないことは言わない。
でも、そうこうしているうちに自分の記憶からも薄れていって、記憶の底に沈んでしまうんでしょうね。
それも、もったいないかもしれないなぁ~。とはいえ、何に役立つか解らないけどね。