日付を刻んで生きる

B!

私と姉の誕生日は同じ月で、私が2日生まれ、姉が4日生まれ。
子供の頃は珍しいねとよく言われた。
その私の誕生日の前日に姉の長女が生まれ「わぁ偶然!」と、当時はケッコウ驚いた。

ところが最近気づいたのだが、姉はさらに長男を父方の祖母と、次女は母方の祖母と、それぞれ全く同じ同月同日の誕生日に生んでいる。こうなると私と重ならなかったことの方が不思議に思える。
身内の縁って不思議だ。
どこかで似てきたり、めぐってきたり、ということがあるのだろうか。

そういえば父も2日生まれで、私と同じだった。
父が他界したのは、あと2日がんばれば自分の65歳の誕生日だったのに、、、という近い日だった。
祖母が他界した月命日の17日は、月が違えば彼女自身が生まれた日でもあった。数字というものには縁があるのかもしれない。

うちの家族はみんな(父も母も祖母も)7月と8月に他界している。だから法事は誰の何をやろうとも「いつも夏」。
ちょうど夏休み中で、生きてる人間には何かと調整しづらい時期。

先日9月8日に、母の弟だけれども年もあまり離れておらず、私たち姉妹は「お兄ちゃん」と呼んでいた叔父が急逝した。これがまたピッタリと我がオットの誕生日で、これからは新たに「オットの誕生日=お兄ちゃんの命日」ということになった。そして9月2日に生まれた父の命日はその二日前、つまり8月31日とわずか1週間違いのため、法事は必ず近い時期になるから、親戚みんなの予定調整が必要になりそうだ。

一年は365日もあって、一月は30日もあるのに、なんでこうも密集するのだろうか。
と、くたびれはてた頭でぼーっと考えていたら、フト、会社を興したときのことを思い出した。

「社長になったら、●日、●日と日別にやるべきことがきっちりあってすごく追われるヨ。決まった日付は絶対に変わらない。会社経営を止める時まで毎月毎年と永遠に続くから。やってみるとこれが結構タイヘンなんだよ。まぁ覚悟しといたほうがいい」
ニコニコ顔でそう言われた。

確かにそうなのだ。

会社を作ってからの10年。
給料日(私の場合は、払う側の意味)。納税日。支払日。入金日。事務所の家賃支払い日。
これに加えクレジットカードで決済した経費の引き落とし日。カードの種類分だけ日にちがある。
そしてプライベートでは住宅ローンの返済日。マンションの管理費の引き落とし日。電気・ガス・水道・通信費。実家の引き落としも考えるとこれらは一ヶ月に2回ずつ。
ハテ今日は何日だったかしら?と頭に浮かべる時は、ほぼ間違いなく「その日にやらねばならないこと」を思い出すための作業だ。

この毎月の繰り返しの中に、月別のバリエーションが追い討ちをかけてくる。
決算、納税、夏と冬の賞与、年末、年度末。労働保険やら、年末調整やら、支払い調書やら、覚えきれない締め切りがゾロゾロ。

これに私の人生には早々と両親の仏事が掛け合わされている(笑)
初七日や四十九日はもう済んだが、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌と続き、さらに月命日がやってくる。オットの両親がお元気でいてくれるのがせめてもの救い。

そして仕事。お客様の更新日、公開日、それに打ち合わせだ、出張だと予定をからめてくると、ホント頭に入りきらない。こんなにあくせくと日付に追われる人生になるとは、夢にも思ってなかったなぁ~。トホホ。

(飯島)

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