性差にこだわらない、ことにこだわろう
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アメリカではついに副大統領が女性になりそうだ。日本でも性差について、今までの価値観や慣習を見直そうという意思表示ぐらいは自由にできる、いい時代になった。仕事をすればするほど「女だから」「女なのに」「女だけど」「女社長」という表現がついてきたし、無職になった2004年当時「34歳の独身女がフリーランスを名乗っても、誰も信用しないから」とセクハラ・パワハラ・モラハラ全開の助言を得たのも当時は普通だったと笑い飛ばせる。ところが最近気になることが出てきた。公共機関や商業施設のトイレで清掃中の立て札に「清掃員が男性の場合があります」というもの。数年前まではどこにもなかったが、今やあちこちで見る。仕事とはいえトイレ掃除をしてくれる人には男女の別なくありがたい、というのが大多数の素直な気持ちのはずで、この奇妙な表示に出くわすと困惑する。こんなことを書くのはきっと苦情を言う人がいるからだ。
 
男性用トイレに女性清掃員がいるからと怒る人がいるとは考えにくい。そもそも女性トイレに男性清掃員がいて怒るのは、女性だ。トイレを使える立場を利用して苦情を述べたてるとすれば、この人材不足の折に不見識だけれど、そうとも言い返せない施設側の対抗策なのだろう。気の毒だけれど近年の「この会話は録音しています」っていうのと同じでふがいない。苦情の根拠がもし「男は掃除が下手だから」というものならある意味ご立派だけれど、きっと違うだろうし、ノゾキでもしてたなら犯罪なのだし。おそらく「女性しか入らない場所に男性がいるなんて」という嫌悪感に由来するものなのだろう。
 
「みんな平等であるべき」という理由で自分の権利を主張しだす現状は好きじゃない。あなたの言い分を認めるから私のも認めてほしい、というのは平等ではなく融通だ。それによって我慢することを強いられる人が必ずいるし、職を失う人もいるかもしれない。その不幸な転結を想像し背負う覚悟がある人なら声をあげていいけれど、ただの不平不満なら企業は耳を貸さず毅然と対応するべきだ。利用する側も、男性清掃員が嫌なら違うトイレを探せばいい、そういう自由だって世間には確保されている。
 
巷のアンケートにも性別を尋ねないのが増えた。回答必須項目から外れている配慮は好ましい。しかし「答えたくない」や「どちらでもない」という「3つ目の選択肢」が用意されているケースもある。これにも疑問で「答えたくない」という回答を得て何の解析に使うのかと思うし、「どちらでもない」という答えは究極のセンシティブに触れるもので、ついでに入れておく選択肢にしては重すぎるし雑すぎる。「うちの会社、配慮してますよ」ってアピールしたいだけ、に見えてしまうのはヒネクレすぎかな。
 
女性だからと言い立てるのは男性の専売行為と思われがちだけれど、その思考にどっぷり浸かっている女性も実は多く、そういうのは面倒くさいやつが多い。こだわらない、ことにこだわる方が、ずっとスマートでカッコいい、そう考える女性はたくさんいると思う。
 

このコラムは・・・

いまは年代によって直面している現実がまるで違う、大変な時代。この現実を乗り越えようと頑張って働く皆さまへ。
ちょっとやわらかくすれば飲みこみやすくなるかもね、という気持ちを込めて書いてます。誰かの、何かの、お役に立てれば。

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