10年前あたりは日常のあれやこれやがスマホで見られるようになって楽しかったけど、いいかげん飽きてきた。
片手にあまる大きさになっても、読むには小さいし、毎日うつむいてるせいで首も肩も凝る。
電車で座ってると、ネイルもメイクにも全くスキのない素敵な状態なのにスマホに集中のあまり、眉間にふかーいシワを刻んでる女性も多い。
膝がゆるく開き、足を前に投げ出す姿も日常的に見かけるようになった。キメてる人ほど、みっともない。恋が冷めるってこういう瞬間。
やはり新聞くらいは紙にしよう。乱視×近視+老眼ブレンドの目に、紙はやさしい。
ところが、事務所を移転してみたら郵便ポストがとても小さい。近年の日本は月曜祝日が多いから、3日も事務所へ行かないと溜まって入らなくなりそうだ。私は「朝刊のみ/チラシ不要」だけれど、それでもギリギリな感じ。
いつの間にか駅の売店は無くなり、コンビニもすぐ売り切れる量しか置かず、外で新聞を買うのは難しい時代になっている。考えあぐねて販売店に電話したところ、今はなんと週末分だけを月曜にまとめてお届け、してくれたりするらしい。
しかも、ポストじゃなく玄関のドアノブにひっかけてくれる宅配方法もOK。
また、普段はポストに入れてほしいけど、週末を挟んだ月曜だけ3日分をドアノブに、もOK。
年末やGWなどの長期不在も後日まとめて届けてくれます。
戸別にこのサービスとは、頭が下がります。スマホそろそろウザいと思うかた、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。
新聞は、読んだ後も使えるしね。
友人へ定期的に塩麹を作って送るので、隙間を埋める緩衝材に使ってます。逆に人から何か届いたとき、ふだんは読めない地方紙が入ってるとうれしい。葉っぱ付きの畑の野菜は新聞でくるんで冷蔵庫に入れると長持ち。収穫した野菜も生きてるから。魚を三枚におろすときまな板の上に敷けば、食べないワタなどもくるんで棄てられる。濡れてる生ごみを棄てる時のツナギに入れるとか。飼い猫が「ゲー」するときに居合わせたらサッと受け皿に差し出すとか。
かくして私は日経デジタルと、紙の東京新聞のゴールデンコンビです。
しかしなぁ、戸別配達にそこまで細やかに対応できるなら、立派なスモールインフラですよね。
もっとそれ他のビジネスに活用できないものかしら。紙だけに、かわりに紙パックや使い終えた電池を回収しますとか。ティッシュを定期的に配達しますとか。
ご近所付き合いが希薄ないまは、困ったときに助けてくれるかもしれませんよね。例えばホラ、トイレットペーパーが買えなかったときとか。。