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急逝後、毎日のようにマイケルジャクソンの話題が報道されているのでつい気になります。
彼の活躍のピークはバブルの80年代と重なっていて、当時の私はまだ洋楽なんぞ縁の無い「部活女子」でしたから、憧れも親近感も欠片もありません。大人になってから「ウィズ」を観て「なんでこの人、こんな仕事請けたんだろ?」と思った程度のものです。

後年の整形による崩れた顔と真っ白な肌がとても奇妙で、天才や神様というよりは、キテレツな変人という印象の方が強かったのは私だけではないでしょう。ましてや、真っ白になってからは歌ったり踊ったりしている姿を見ていないせいもあって、カッコいいと思うような対象ではそもそもなかったし、子供への偏愛などのゴシップ記事が、いっそう変人くさくて、何が凄いんだか、という感じでした。
しかも私は青春時代にマルコムXの大ファンに。彼の自伝を穴が開くほど読み、その他の関連書籍を読み漁ることで黒人を含む人種差別の苦労などを聞きかじった気分になっていたし、そういった運命の彼らに、深い尊敬と同情の念を持っていたので、安易に白人化を好んだように見えたマイケルは「本当に変なキモいオッサン」という感じで横目にみていたと思います。

ところが、遺言状の公開をみてぶったまげました。なんと、ダイアナ・ロスですよ。
遺した我が子の面倒は、自分の母か、ダイアナへ。これはどう考えても“キモい変人のオッサンの思いつき”ではないぞ、と。子育てや教育には体力、気力、財力、知力、いろいろ必要でしょう。妻と離婚しているのであれば、自分が居ない場合の想定として母親へ託すのは男として自然なことのように思います。不測の事態があった場合に、その母にダイアナ。。。
しかも一連の報道で、マイケルの度重なる整形や白人化は、虐待した父への復讐だの、反骨だの、老醜により親と同じ顔になることがトラウマだったからだの、といった内容を目にして、もう充分に悲劇的です。そうしたら、さらに三人の子供は、やれ仮腹だの精子バンクだので、遺伝的血縁関係が全くない可能性もあるという報道もあり、、、一体どこまでビックリすりゃあいいんですか、マイケルさん。

もし報道が事実であれば、血筋が解らない子供がいることは、もはや彼の意図であったでしょう。奇妙な顔に作り変えていく一方で、そうまでして彼が子供を欲したことに深淵を感じるのです。
そして、その子供たちがせめて大人になるまでの道筋について遺言を残す、、、そこにある「愛」を考えると、彼の子育ては決して“金持ちの道楽”ではなかったんだなぁと感じてしまう。

ロンドン公演のリハーサルで、自分もまだ歌って踊れることをマイケル自身が喜んでいたといいます。ニュースでリハ映像の一部を見て、あんな顔のままなのに「あれ。ちょっとカッコ良いかも」と見えてしまった私に我ながら驚きました。
でも、その姿はもう見られないのかと思うと、今さらながら、改めて、本当に惜しい人を亡くしてしまったんだなぁと思う日々です。遠くニッポンから、袖摺り合うコトすらなかった彼へ、精一杯の深い哀悼の意を表します。

 

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